ニコリ祭りに行ってきました

こんにちは、ゴマ卵です。


10/30(土)にニコリ祭りに行ってきました。
ダラダラと書いていたら、無駄に長くなってしまいました。
書いて無い部分もかなりあるのですが、面白い内容が盛り沢山過ぎですね。
うろ覚えなので正確さは気にしない。そこら辺は公式のレポートに期待。

ゲストは坂本伸幸さん・まいなすよんさん、司会は(も)さんです。
当日は寝坊してしまい最初の方を聞き逃してしまいました。
オモパ「しめなわ」についての話題から聞き始め。
しめなわは1〜5とシリーズ物のオモパですが、原作者が全員違うという話。
「まいなすよんさんは、しめなわを作らないんですか?」
まいなすよん「私は、しめなわ9辺りを作りますから、皆さんその前を作って下さい(笑)」
そんな感じのオモパ談義の後、この場で新作オモパを作ってみようという話に。
では、タイトルは何にしましょう。観客の皆さんに決めてもらいましょうか。
「しめなわ6!」早速決まりました(笑)
しめなわの複数ループを元に、問題を作りながらルールを考えていく。
ルールは固まってきたが、上手く決まる表出配置で悩む。
坂本伸幸「複数ループが出来るように、ここをこう伸ばせば…」
一気に、線を伸ばして行くが最後が上手く決まらない。
まいなすよん「ルール文にこれを加えてしまいましょう。」
そう来るかー。ひとまず完成。最初から解き直してみる。
…解けない。どう見ても別解がありますね。
(も)「しめなわ6(のルール)が完成しました!」
パチパチパチ(笑)
といった流れでした。
最後の辺りで坂本さんがルールを改造。こっちはしめなわ7になるのかな?

ゲストは真良碁さん、ひらやまひらめさん、司会は(溝)さんです。
(溝)さんの初めのクロスワードを作り始めたきっかけは?という質問から話が広がっていきます。


クロスワードカックロなどの数理パズルと同じようにロジカルに解けていく面白さがある。
他のパズル作成が得意な方はクロスワードも上手く作れると思うので、是非作ってみて欲しい。
という真良碁さんお話。
確かに、単体では分からないヒントをクロスする文字から推測するのはとても楽しいですよね。
ひらやまひらめさんの、解いてなるほどと言える問題が面白いというお話も通じる物がありますね。
難しい単語を使わずとも解き応えのある、絡みからじわじわと解けていく問題はとても好きです。
クロスワードも作ってみたいのですが、私の場合はカックロからかな(笑)


クロスワード作成の手法についての話もありました。
テーマを決めると作り易いというのは有名。
逆にテーマを決めないのも何が出てくるか分からない面白さがある。
他にも工夫できる所は色々ある、といった感じ。
ただ、特定の手法に拘る必要はなく、なんでもありで自由に作っていいじゃないか、という所はお二方とも共通した思いのようでした。
クロスワードと一言で言っても色々とあって面白いですよね。
これだけ懐の深いパズルもなかなか無いような気がします。


ラインラインクロスが面白いとひらやまひらめさん。
言の葉パズルの問題はまだ解いてないので後で解いてみよっと。
他でも最近見たようなと思って調べてみたらニコリ129号の何でも座に載ってましたね。
あと、ひらやまひらめさんは近未来配置の提唱者だったんですね、全然知りませんでした。
近未来配置という名前を聞いた事はあったのですが、15年も前からだったんですね。
最近はニコリ129号の4番に載っていましたね。
解き手としてはとても嬉しい配置ですよね。


ここに書いたのは話題のほんの一部だけで、他にも作品の裏話など面白い話が盛り沢山でした。
(溝)「残り時間があと5分なので、最後の質問をしたいと思います」
質問に答えつつ話を締めくくる両氏。
…いやー、面白かったなー。
(溝)「えーと、実は終了時刻を勘違いしていて、後5分ありました。」
(観客)「綺麗にまとまったのにー(笑)」
…ズコー(笑)


最後に観客へのお土産という事で両氏自薦他薦のクロスワード問題(コメント付き、A3両面刷り)を頂きました。
少し解いたのですが、コメントを読みつつ解くと更に面白いですね。
なんでもありなクロスワードには笑いました。

  • パズル作家に聞く・迷路

ゲストは湯沢一之さん、坂本忠之さん、司会は(ま)さんです。
他のブースをまわっていて、最初の方を少し見そびれてしまいました。
初めは、ニコリ掲載作品の一つを例に作り方の解説でした。
全て手書きで作っていた頃は、清書するのがとても大変だったようです。
綺麗に線を引く工夫を紹介されてましたが、苦労が半端ないですね。泣けてきました。
今はPCで格段に便利になったとの事。
内容に専念できる環境というのは有難いですね。
迷路の投稿は絶賛募集中だそうです。
湯沢さんも他の方の迷路が解きたいとおっしゃってました。
イラストなどが得意な方にはお勧めかもしれません。
私の場合は他の所で勝負できないとお話にならないと思うのでなかなか難しいですね。
他には、裏話的な話題でかなり盛り上がりました。
坂本さんのペンネームについての話とか、その他とてもここには書けない内容が色々ありましたが、とても笑わせてもらいました。

  • パズル制作

見始めるとなかなか面白くて結構ここに長居してました。

    • (も)さんのスリリン

10月30日にちなんで最初に10_30の表出を入れた問題。
これを目立たせるためにと、L字にベッタリと表出で囲む(も)さん。
…適当すぎる(笑)
次に、別の入り口を作りましょうと020を書き込む(も)さん。
「このように線が引けて…ハタンしてますね。」
…おい(笑)
紙にペンで書いているので修正できず、最初から書き直す事に。
やっぱり表出を変えましょうと、しれっと配置を変える(も)さん。
…急にバランスの良さそうな配置になってる。まじめにやり始めたか?
入り口を作って、自動的に決まる所を書く→次の要所となる表出数字を観客にアンケートを取るという進行。
しかし、1位が同数で決まらないアンケート結果(笑)
結局(も)さんが決めて進める事に。
分断禁から気持ち良く決まる流れ。表出配置が上手く利いてます。
最後、一箇所決めれば一気に完成しそうな所で再びアンケート。
今度は、票が割れずに決まった!
「別解が出そうなので、ここは慎重に読みを入れて…ハタンしますね。」
…観客の皆さん流石です(笑)
やはり(も)さんがスッキリ決まるルートを読み切って見事完成。
出来上がってみればかなりの良問のようでした。
(も)さん(と観客)のエンターテナーっぷりが素晴らしい神回でした。

数字が順に決まっていく難易度らくらく狙いの問題。
10月30日にちなんだ問題…は流石に無理か。
表出配置を割と多めに決めて作成開始。
いきなり1を3つ表出させて一気に決める。次の数字も同様。
…どんどん埋めますねー。
順調かと思いきや、2つ表出を入れた所で3つ目で決まりそうに無い配置に。
決まりませんね、他の数字を先に決めましょう。
…あちゃー(笑)
気を取り直して、他の数字を3箇所表出。
今度はこれで全部決まって…表出位置に最後の数字が入ります。
…順調に表出が増えてますね(笑)
後半になって上手く決まる配置が見付からない。
こんな時は表出を増やしましょう!
…やっぱり(笑)
残りは問題無く完成。
一手一手慎重に確認しながら、ハタンやミスは一切無く完成させる所は流石でした。

    • (安)さんの美術館

まずは表出配置決め。適当に決めているように見えて、バランスの良さそうな配置。
こういう配置だと作りやすい・作りにくいなどの解説が入る。
分かり易い入り口から、一手一手が良く利いて気持ち良く進む展開。
手筋やハタンし易いポイントの解説を挟みながら決めていきます。
最後は気分を変えて0を大胆に並べた救出手筋で完成。
これを見ると問題作成がとても簡単に思えてきますねー。

ナンバーリンクは適当に数字を配置していけば大丈夫です(笑)
などと言いつつ、きっちりショートカットしにくい配置に置いていく(安)さん。
半分以上埋まった所で、こういう所は別解が出やすいので気を付けて決めましょう、
と見るからに関西解の配置をしれっと仕込んで完成させる。
ナンバーリンクは作った後もう1回解いてみるのが大切です!と(安)さん。
早速、観客から突っ込みが入って、修正して完成。
抜かりないですねー。

  • 早解き

随時挑戦できる問題が幾つか並んでいたので、楽そうな10x10のスリリンを選択。
予想通りサクッと1分で解いて付箋とニコリ祭りシールを頂きました。
他の問題は頂いてきたので後で解くつもり。
一番簡単なのは10x10のスラロームだろうけど、目で解けるレベルなのはどうかと思ってやめておきました。
カックロは家で解いたら30分以上かかりました。
じっくり面白い問題でしたが、急いでは解けませんね。
その後、総合の早解きに参加しました。
漢字合わせ札、数独、間違い探しの3問という予想外に棚ぼた入賞が狙えそうな組み合わせ。
言葉系、数字系、イラスト系で総合って事だったのね。
結果は3位でスリリンの時とまったく同じ商品を頂きました。
間違い探しでかなり悩みましたが、皆さんもっと苦戦していたようです。

  • デジタルワールド

iPodが丁度空いていたので、四角に切れならサクッと解けるだろうと、一番下のたいへん問題(あかしょうびんさん作)を選びました。
…えーと、凄く難しかったです(笑)
少しのつもりだったので手抜きして解いてしまおうかとしたのですが、全く決まる気がしません。
仮決めでじわじわと解けていく良い問題ですねー。10x10で8分かかりました。
操作は直感的に分かり易いので良いのですが、画面が小さいので指だと操作ミスが多かったです。ペンが欲しい。
と言うよりiPadを使えという事ですね(笑)

  • その他

他のブースは適当に眺めてきました。
過去の出版物が並んでいたのでパラパラと見たり。
クロスビーは色々と試行錯誤している感じがいいなあ。
不眠ソリティアは結構問題が載ってたんだなあ。
作意解が20手近くってかなりエグイ問題が載ってるんだけど、まともに解ける気がしないんですが(笑)
碁石拾いのかなり大きな問題も載っていて、解いてみたかったけど時間が無かった。


とおんきごうさんが会誌の「こまぱ」を配っていたので、どさくさに紛れて頂きました。
ありがとうございます。現状、7割方解いたかな。
少ない人数なのにかなりのボリュームがあって、かつ面白いのは凄いですね。
今回は長くなってしまったので、感想はまた今度書こう。